将来への影響
人生は長いですが、乳児期の環境が人生にどのように係るのでしょう?
まだ研究段階のお話
大脳の成長は3歳頃で大人の約80%が育つとされています。人生の中で一番急速に脳が育つ時期なんですね。
ちなみに10歳頃にはほぼ成人と同じくらい脳細胞は発達しています。10歳・・、小学校中学年、私はその頃何してたんだろう?
昔から「三つ子の魂百まで」と言われたり、最近では三歳児神話等が赤ちゃん学会などでも論議されていますが、脳の発達の見地からは3歳頃までの脳への刺激がその後の脳の成長に重要であると言われています。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、まだ回路が形成されていない、いわば、山手線で例えれば駅だけがあって線路が無い状態です。
赤ちゃんはお母さんの体内に居る時に駅を作り、生まれてから多くの刺激を受けて脳が発達、即ち線路が引かれるんですね。だからこの時期に良い刺激を受けてないと、線路は出来ても電車が通らなかったり、遠回りしてしまったりするのです。
逆に、この時期(3歳頃まで)にバランスの良い刺激を脳に与えられれば、その後に脳へ入ってくる情報を適切に処理したり、受け皿が大きくなり多くの知識を吸収出来る様になると考えられています。
過去には、様々な研究が発表されていて、3歳までに母親の愛情があるとないとでは大人になってからの犯罪率が違うとか、将来の社会性/協調性に差が出るとか、発達障害の原因の1つに考えられるとか、大人になってからのストレスへの耐性が違う等、世界中で今日も議論され研究されている3歳までの教育です。
でも、その研究の多くは、統計や追跡調査からの見解であり、実は具体的に何をどのようにすれば良いのかは分っていない様です。
私達の考え
日本でも近年、「赤ちゃん学会」が創設されたり、「すくすくコホート研究」等の脳研究の追跡調査が本格化したり、また、テレビ等のメディアでも「脳科学」や「赤ちゃん教育」が取沙汰され注目が集まっています。
アメリカでは更に白熱した天才児研究が日々発表されています。ヨーロッパやアジアでも今、赤ちゃん環境がとても注目されています。
如何にIQの高い子供を育てるか!英才教育にも様々なタイプが生まれ、スポーツや音楽、芸術文化面でも若くても素晴らしい才能の持ち主が現れてきました。
人間にはまだまだ多くの秘めたる可能性がある事が分り、教育の重要性が叫ばれています。
しかし、一方で学歴社会の崩壊、犯罪の凶悪化、格差社会、鬱病や自殺者の増加等、脳科学や教育に関して多くの事が分かってきているのにも係らず問題は増えている様に感じます。
私達は、「教育は一日にしてならず」「英才教育ではなく基礎教育」「こどもの可能性」「家族の幸せ」が大切だと考えています。
私達育児中の親は、情報溢れる中、日々成長する子供達の育児に追われる日々ですが、ベースとなる土台を作る事と、家族としての付き合いは最も大事な事です。
人間はどんなに頭が良くても、強くても一人では生きていけません。
信頼する人、尊敬する人、愛する人、が必要ですし、情けを知る事や甘える事、人を育てる事も生きていく上で重要な事です。
最近はあまり聞きませんが、「おてんとさまが見てるよ」と小さい時には言われていました。太陽さんは見ているから悪い事したらダメだよという事なのですが、
子供時代に上を見上げて両親の顔が在れば、潜在意識の中で大人になった後も「誰かが見てるかもしれない」そして「一人ではない」という意識になるのではないかと思います。
哲学的で根拠はありませんが、近年の日本やアジア諸国では塾や専門家へ小さな時から預ける事が当たり前になり親子の時間が少なくなっている事は事実です。
北欧と日本の教育のコーナーでも書きましたが、フィンランドでは塾は一件もないとの事ですし。図書館利用率が高く自学自習が出来る子供が育っているようです。
子供達は生まれもって好奇心旺盛で知識欲が高く、そして可能性を沢山持っています。
私達が「もくレン」で伝えたいのは、教育は誰でも出来るという事。そのお手伝いをするのが私達なのです。
もくレンの立場
もくレンは皆様の教育/育児を応援する立場です。ですから「こうしなければダメ」とか「契約すれば結果がでる」とういう事ではありません。
少なくとも一年間に渡って継続的にサポートさせて頂く事で、お子様一人一人の個性を尊重したおもちゃの選択が出来る様になり、ご自宅にあるおもちゃ等を確認する事でバランスを考えた遊びを提案し、一度に3〜4点を送る事で子供に選択する楽しみと少し難しい課題をあたえます。
また、レンタルという形態は、おもちゃが増え過ぎなかったり、おもちゃとの出会いと別れを演出する事にもなっています。
毎回、担当者が書くお手紙には、親子のコミニュケーションが取りやすい様に、遊び方や目的、お子様それぞれの成長段階をお伝えしています。
更に、壊れても無くなっても原則OKなので、お子様には思いっきり遊んでいただけます。
これらによって、育児の中でおもちゃが担う部分を簡単に御家庭に取り入れて頂ける様に配慮しています。
さあ、一緒に育児/教育をしましょう!
記・藤原