木のおもちゃの理由
木のおもちゃは大人気です。でもなぜ木のおもちゃが良いのでしょう?
木のおもちゃに拘ってます。
木のおもちゃと言っても材木の種類からデザイン、目的や遊び方等様々です。
そんな中かでも「もくレン」で使うおもちゃには拘りがあります。それは、赤ちゃんの視点を考えている物であるという事。当然の事なのですが、世の中には結構大人目線の物があるんです。
赤ちゃんの肌は柔らかくデリケートです。だから固い物や尖ったものは危険です。多くのおもちゃは販売している段階では検査に合格しているので安心です。しかし、プラスチックは劣化しやすく、中には数年で油分が気化し固くなったり割れやすくなる物もあります。チャイルドシート等の命の危険がある製品に使われているプラスチックは製造から5年で劣化し使用禁止となる物もあります。特に日本の気候は石油製品には厳しいようです。
もちろん、木製品なら何でも良いわけではありません。まず私達が気にする点は材木の種類。最近はアレルギー体質のお子さんも多く居られます。その為、針葉樹の杉やヒノキを使っている物は注意が必要です。
建築資材として加工しやすく人気の杉やヒノキは、日本の山林には多く、良い材木が余るくらいあります。しかし、それは建築資材としてのお話。虫がつきにくく腐りにくい針葉樹、それは強烈な防虫効果を木が持っているという事。赤ちゃんの体質によっては木の匂いがアレルギーの原因になる場合もあります。
近年、地域活性化等で特産品としてお土産物や、木工加工職人が職人技を生かしたおもちゃを製造販売したりしている場を目にする機会も増えてきました。
多くの場合、地元の木材を使っている事をイコール「安心」のように唱っていますが、針葉樹は加工方法等に注意する必要があります。
また、木は水分を吸収する為、赤ちゃんの唾等で濡れて木肌が毛羽立ったり、カビや腐食の原因になったりもするので材木の種類はとても気にしています。
更に、木工職人が職人技を駆使したおもちゃにも注意点があります。職人さんは木の木目を生かすことを考えたり、技術をアピールする目的から無地や無塗装のものがあります。でも、子供はまだ色の認識力を発達させる段階。色彩が重要です。そしてその塗料の安全性も大事です。
「もくレン」でおもちゃを清掃する場合に私達が注意する事にこの「塗料」があります。子供用のおもちゃの塗装は国際的な安全規格で細かく決められています。「70℃のお湯に30分浸して溶け出さなければ良い」とか「鉛やカドニウム等の金属を含まない」等の項目があります。
逆に言えば、赤ちゃんが使うおもちゃに使われている安全な塗料は、沸騰した熱湯では直ぐに溶けてしまいます。電子レンジやドライヤーの熱も当てすぎるとボロボロになってしまいます。その為、私達が行なうおもちゃの清掃は、社内で一点一点手作業で拭き磨き高圧の空気で乾燥させて仕上げます。
時には、新品であっても輸入品にはカビがあったり、木の削り粉が残っていたりするので、新品以上に奇麗になっているかもしれませんね。
木のおもちゃの良い所
木のおもちゃが注目される事柄に王室や皇室で使われている事もあると思います。教育や品質管理に特別厳しそうな所で選ばれている木のおもちゃは、それだけで良いものの様なきがしますね。ではイメージだけではない木のおもちゃの持つ特徴をご紹介しましょう。
木のおもちゃの持つ特徴
●自然の素材の持つ、触感や香り
●軽すぎず重すぎず、物体を認識し重量感覚を養う事ができる
●木がもつ自然の抗菌効果
●叩いた時等の音の音域が柔らかい(音の処理能力が発達していない子供に心地よい)
●適度な固さ柔らかさで、怪我をしにくく、家具や床等の生活環境を傷つけにくい
●構造が単純なため、修理や清掃が簡単
●経年劣化が少ない
●伝統があり古さを感じない
最近の木のおもちゃは脳科学の発展から知育玩具が生まれたり、新しい木材加工技術が開発されデザインが優れていたり、増々進化しています。
一方で、今まで高価なイメージの木のおもちゃも製造技術の確立や製造国の開拓等でお手軽になってきています。
もくレンでは、多くのお客様のご利用した御意見を参考に、世界の木のおもちゃの中からより楽しめるものを選択してお届けしています.
赤ちゃんが木のおもちゃで遊ぶ姿はとっても可愛いですよ
記・藤原